はじめに
アパートやマンションのような物件で起きる代表的なトラブルの一つが水のトラブルになります。
水漏れの発生原因にもよりますが、加害者と被害者がいるような水のトラブルになると複雑な事件に発展することもあり得ます。
アパートやマンションは火災よりも水漏れトラブルのほうが、はるかに頻度が高いです。
アパートマンション暮らしでは、火災保険加入は必須ですね。
今回は藤原さん(仮名女性40代)の事例報告です。
床板の隙間から水がしみ出して
私は以前住んでいるマンションで水漏れトラブルに遭遇し、火災保険を使ったことがあります。
私が経験した水漏れ発生は、予期せぬ出来事でした。
子供が幼稚園と小学校に行き、午前中のうちに買い物に出かけようと一人で買い物に出かけました。
買い物から帰宅し、買ったものを冷蔵庫にしまっていたところ、足元にひんやりとした感触を感じたのです。
なんだろうと思って床を見てみると、なんと床板の隙間から水がしみ出していることに気づきました。
想定外の出来事で、なかなか状況を把握することができず、頭が真っ白になってしまいました。
本当は夢なのではないか、夢なら早くさめてほしいと思ったのです。
しかしこれが夢であるわけでもなく、足元にはどんどん水がしみ出して来たのです。
この状態をどうにかしなくてはならないと思い、どうすればよいだろうと考えました。
まず管理会社へ電話を
テレビのコマーシャルでよく見かける、水のトラブルの時に電話をするところに連絡すればよいのかなどといろいろ想像しましたが、まず最初に管理会社に電話をすることにしました。
電話で状況を説明したところ、管理会社の担当者がすぐに来てくれました。
さらに専門の業者も加わり大掛かりな調査が始まり、とりあえず水はとまり応急処置がなされました。
その時に管理会社から、保険屋さんに電話をして保険が適用されるかどうかを確認してほしいと言われたのです。
火災保険担当者に電話する
私はすぐに契約書類を引っ張り出し、火災保険の担当者に電話をかけました。
すると自宅内の設備であれば対象になるということで、すぐに担当者につないでもらいました。
手続きの説明を受けたのですが、具体的な手順は、保険会社から書類が届くので、ここに必要事項を記入します。
修繕にどれくらいの費用がかかるのかがわかる見積書、さらには様子が分かる写真を同封して、送付したら審査が行われ、審査に通過すれば保険金が支払われるという流れだそうです。
この時点では本当に保険金が支払われるのかわからない状態でしたが、それでも保険がきくとわかっただけでもかなり気が楽になりました。
一番心配だったことは、私は2階に住んでいたので、1階の住人に被害が及んでいないかどうかということでした。
しかし幸いなことに下の部屋にはなんの影響もなく、被害にあったのはすべて自分たちの部屋だけでした。
すべての床を張り替えることに
キッチンだけだと思っていたのですが、ダイニングや子供部屋にまで被害が及んでいて、すべての床が張り替えということになってしまいました。
もしも火災保険がきかなかったと思うとぞっとします。
住宅火災保険に加入していたので、スムーズに解決できて、本当に良かったです。
それとアパートに入居するときには、火災保険は必須だと思います。
火災保険の更新手続きは忘れずに
但し、1年ごとの更新手続きを怠らないようご注意くださいませ。
忘れていた・・・
では、後の取り返しはつかないかもしれないですよネ。
以上です。