台風が来た

幼いころの台風の思い出

トタン屋根

私が小学高学年くらいのことだったと思います。

当時も、私の家は貧乏でした。

台風が来ると、その困難な状況を家族で必死に耐えていました。

平屋の家でしたが、昔の家なのでトタン屋根でした。

波トタンの上に、大きな石をいくつも乗せてあったことを思い出します。

今思うと、危ないですよね。

屋根の上に、石がごろごろ乗っているだけです。

地震でもきたら、恐ろしいので考えたくありませんね。

とにかく、雨が降り出すともの凄い音がするのです。

昔のまたその昔の家です。

柱の基礎部分は、なんと石の上にのっかっているだけの家でした。

屋根はトタン屋根ですが、何がすごいというと。

雨音がすごかった。

ひとたび雨が降り出すと、轟音のように家じゅうを響き渡ります。

隣で、何を言っているのかわからないくらいでした。

 

壁板

杉板を横にして、外壁に貼ってありました。

その上に、黒いコールタールというペンキのようなものを塗ってありました。

コールタールは、ひどく臭かった思い出があります。

身体に悪いのじゃないでしょうか。

壁の中は、土壁だったような記憶があります。

最近の家では、考えられない質素な作りだったのです。

 

木製窓

木枠の窓でした。

その外に、木枠でできた雨戸でした。

台風の夜は、家の中から雨戸を押さえて飛ばされないように必死だった。

小学生ですよ。

それはたいへんでした。

眠くはなるし、父と母は一生懸命でした。

朝になって、飛ばされていないことを祈るばかりでした。

小学生なりに決死隊のようだったですね。

窓枠を外して直接、木製の雨戸を中から押さえていたのです。

台風の強風は、そんな小学生の存在もしらぬかのように吹き荒れていました。

無慈悲な暴風雨の中、いつしか眠ってしまっていたのでした。

朝になって、雨戸を確認すると、そこにはちゃんとあったではないですか。

少し安堵したことを思い出します。

それにしても、父や母は子供たちのことを守ってくれていたのだな。

いや、まずは家を守っていたのでしょう。

尊敬するべきです。

バケツと洗面器

特に、台風が来た夜はたいへんでした。

家族みんで、大慌てになります。

それは、あちらこちらに水漏れが発生するのです。

ほんと、あっちもこっちもキリがないです。

バケツも洗面器も絶対数が足りませんでした。

床は、板にござを敷いただけのようなものでしたから、哀れなものです。

 

今は2019年8月10日ですが、日本列島に大型台風10号が向かってきています。

台風の時期になると、思い出す一コマを紹介しました。

くれぐれも、被害がでないことをお祈りします。

今回は以上です。

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