
はじめに
アパート暮らしで良かったことの紹介コーナーです。
若者が、実家暮らしからアパート一人暮らしの生活に変わることはよくあります。
若い時のアパート一人暮らしは、人を成長させる基盤なのかもしれません。
では、どうぞ。
失敗
アパート暮らしを始めて良かったと思ったのは、自立して自分らしい生活を送れるようになったことです。
実家暮らしの頃は、無意識の内に親に甘えていましたが、アパートで暮らし始めてからというもの、自炊や身の回りのことが必然的に必要になりました。
結果的に自身の健康に気を使うようになり、何でも早め早めを心掛けて、用意や準備をするようになっています。
以前、こんなことあったなと思い出すエピソードを挙げるなら、友人達と夜中まで騒いでしまったことです。
お隣さんが怒鳴り込んできて、すっかり酔いが覚めたことを思い出します。
それでどうしたかといえば、勿論平謝りで頭を下げて、相手の怒りが静まるのを待ちました。
しばらくお叱りの言葉は続きましたが、友人と共に謝ったことが伝わったのか、今後気をつけるように言い帰って行きました。
その後友人達とは自然の流れでお開きになり、1人残ったアパートの1室であれこれと考え込みました。
学び
1晩考えて出した結論は、自分の社会人としての自覚が薄かったと反省しました。
アパート暮らしは、自分さえよければ良いわけじゃない。アパートの他の部屋のひとの気持ちを考えた行動が必要だという答えです。
改めて菓子折りを持って謝罪に出向き、お隣さんに何がいけなかったのかを謝り、これからどうするかを伝えました。
その結果、気をつけてくれれば良いと言われ、これからもよろしくと言ってもらいました。
嬉しさのあまりにこみ上げるものがあり、部屋に戻ってからは少し涙が潤みました。
それからは、壁の薄いアパートで暮らす意味を考えながら、毎日の生活を送っています。
貴重な学びの体験でした。
親に感謝
他にアパート暮らしを始めて良かったと思えるのは、親の有難みや、お世話になっている人達に対する感謝の気持ちが芽生えたことです。
正直に言うと、アパート暮らしにはそれなりの不便があって、決して自由度が高いわけではないです。
新聞の勧誘や受信料の集金など、いろいろと飛び込み営業に訪れる人達が多く、その相手をするのに時間が取られます。
しかし、仲の良いお隣さんが、営業の人に「その部屋は留守にしている」と言ってくれたり、「しばらく旅行で帰ってこない」と言ってくれたりします。
お陰様でしつこい営業と顔を合わせる機会が減って、かなり生活が快適になりました。
そういう小さなことでも、周りの人達に助けられている実感を覚え、逆に自分も人に何かしたいという気持ちになっています。
人間的に成長できたと言うと大げさですが、本当にアパート暮らしを始めて良かったと感じます。
ありがとう
アパート暮らしを思い出して、こんなことあったなと、そしてどうしたよなとか思い出に浸るときがあります。
最後に、未熟な私にたくさんの思い出を提供してくれたあのアパートへ言います。
「ありがとう」
以上です。