住まいの防犯対策

住まいの防犯対策について

最近の犯罪手口からみる防犯対策について

今回は、皆さんの住居に対する防犯の話題になります。

お住まいの防犯対策は行なっていますか?

窓ガラスを割られて室内に入り盗難に合うとか、強盗に押し入れられる等は自然災害同様、いつ被害に遭うかは誰にも予測できないです。

まさか我が家に限って。。。

とは思ってはいけないのです。

被害に遭ってから慌てても遅いのです。

防犯対策で大切なことは、その手口や傾向を知った上で、個々の住居に合った最適な防犯対策を行なうことです。

今日は賃貸住宅に限らず、住宅全般の防犯対策について解説してみます。

犯罪の手口や方法を把握することから

まず、侵入窃盗に関するデータから見てみたいと思います。

侵入窃盗

侵入窃盗は、2015年に86,300件です。(※1)

過去最多となった2002年の338,300件に比べると、およそ25万件も減少しました。

減少した要因として、ホームセキュリティサービスが広く知られるようになったこと、人感センサーなどの防犯機械が安く購入できるようになったことが挙げられます。

防犯機械対象施設数は、2002年当時は約130万施設程でしたが、2014年には約306万施設まで増加しました。(※2)

侵入窃盗がどこで起きたかを見てみると、2015年の侵入窃盗の約6割(約5万件)は住宅で起きています。

内訳をみると

「一戸建て住宅」が42

「共同住宅(4階建て以上)」が5

「共同住宅(3階建以下)」が13

となっており、一戸建て住宅のほうが狙われやすい傾向にあることが分かります。

侵入窃盗の手口

次に侵入窃盗の手口を見ていきましょう。(※3)

「空き巣」が62%

と最も多く、次いで

「忍び込み(就寝中に侵入)」が24

「居空き(在宅中に侵入)」が5

「その他」が10%となっています。

人がいない間に侵入して金品を盗む空き巣が半数以上を占めますが、驚くべきは、住人が在宅中に侵入(忍び込みと居空き)するが3割もあるということです。

住宅への侵入方法について

また、住宅への侵入方法については、鍵の閉め忘れである

「無締まり」が46%と最も多く

次点で

「ガラス破り」の35

ピッキングといった「施錠開け」は6

ドアや錠への防犯対策が進んだこともあり、施錠開けは以前よりも少なくなりました。

住宅別の侵入手口

住宅別の侵入手口をみてみると、道路や庭に面した窓ガラスを割って侵入する手口が多いのは、一戸建て住宅です。

共同住宅の場合は鍵のかかっていない玄関ドアから侵入されることが多い。

これはマンションの入り口がオートロックであることで安心してしまい、玄関ドアの鍵をしめない住人が多いためなのです。

また、4階建以上の共同住宅になると、屋上などをつたって、ベランダなどから侵入されるケースが多いです。

高層階だからここまでは上がってこないだろうと油断し、室内から施錠が行なわれていないことが多いようです。

住民としては普段から防犯意識を持つことが大切なのです。

主な防犯対策

・窓や扉の施錠を徹底する

・電子錠など、より破られにくい鍵にする

・窓に防犯フィルムを貼る、または防犯ガラスにする

・防犯カメラを設置して侵入しづらい雰囲気をつくる

・人が通ると光で反応するセンサーライトや常夜灯を庭などに設置して、侵入者が入りにくくする

・脚立、エアコン室外機など足場となりそうなものは、極力外に置かない、もしくは乗れないように工夫をする

・塀やフェンスに、忍び返しや反り返しをつけて、よじ登れないようにする

・賃貸住宅の場合は入居時に鍵の付け替えを行なう

・屋上に簡単に立ち入れないようにする(共同住宅)

最近では、外出先からスマートフォンで映像を確認できる防犯カメラなどもあります。

より利便性の高い防犯設備が増えています。

これらの防犯設備を設置した賃貸住宅は、物件の付加価値を高めることができ、入居者からの人気が高くなります。

そのため、相場よりも少し高い家賃設定でも入居者を確保することができ易くなります。

これからのアパート・マンション賃貸経営は、防犯対策の意識や知識を持って行なっていくことが、入居者確保の観点からも重要となります。

 

今回は以上です。

 

参照元

※1:警察庁「平成23年の犯罪情勢(2012年)」、「平成26・27年の犯罪情勢(2016年)」 、警察庁「平成14年~平成28年における警備業の概況(2003年~2016年)」

※2:警察庁「平成26年における警備業の概況」

※3:警察庁「平成27年の犯罪(2016年)」

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